映画_ホールドオーバーズ おいてきぼりのホリデイ_アレクサンダー・ペイン監督
https://www.youtube.com/watch?v=F9ec3LfX3v4
1970年冬、ボストン近郊。全寮制の名門バートン校の生徒や教師たちは、誰もが家族の待つ家に帰り、クリスマスと新年を過ごす。しかし、留まらざるを得ない者もいた。生真面目で融通が利かず、生徒からも教師仲間からも嫌われている古代史の教師ハナム。勉強はできるが反抗的で家族に難ありの生徒アンガス。ベトナム戦争でひとり息子カーティスを失ったばかりの料理長メアリー。雪に閉ざされた学校で、反発し合いながらも、孤独な彼らの魂は寄り添い合ってゆく――。
見た人みんなが「良い映画だ」という映画なので2024年のうちに見たかった。ようやく視聴
日本では24年の6月に公開していたけど、なんというトンチンカンなタイミングなのか。ホリデーシーズンに見るべき映画であった
セント・オブ・ウーマンとか、グッド・ウィル・ハンティングを思い出す、典型的な映画でありながら、脚本が超うまくて、役者も超良くて、最高。幸せなアメリカ映画体験ができた
ボストン映画、ボストン近郊映画を見るのはライフワークであり、その意味でも最高
2回目を下高井戸シネマでクリスマスに。最高。善男善女が集まって満席。みんながちょっと泣きながら(号泣ではない)スクリーンを見ている経験は代えがたい。
40年以上前から世界システムはぶっ壊れており、金と権力が生命すら支配している。そんな中で、大人が示すべき優しさとは何か、これがこの映画の主題であると理解できた。
学校の本質は「教育」であるはずなのに、それがお金で歪められているという描写が意図的に多い。それも1970年代からで、今はもっと酷い。←トランプ現象の底流でもある。本質が金銭で歪められたこの世界で、人はどう生きるのか、を問いかけている点が良かった。
2024/11/3